ルース・フランクリンのビデオから学ぶ-Step5

 

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ニップルの取り外し方とサイズの選び方

ステップ5では、ニップルの取り外し方とサイズの選び方となっています。

ニップルとはハンドルミシン特有のパーツであり、針が通るパーツとなります。針板と同じように1番から12番まで12種類が存在しています。

通常の現代の工業用ミシンの針や押さえはマイナスドライバーで取り外しをしますが、マイナスドライバーでなくペンチで取り外しをします。

ステップ5の内容

ステップ5:ニップルの取り外し方とサイズの選び方

Step5:How To Remove The Nipple & Choose The Size.

下の動画はステップ5から始まるようになっています。今後も記事の内容と動画のスタートがリンクするようにしていきます。

※また動画は英語です。適宜字幕を出して翻訳機能を使えばそれほど難解ではないとは思います。

ミシンにはニップルレンチと呼ばれる小さなレンチが付属しています。これを使って、パーツ列の一番下(「フェイス」と呼ばれる)にあるニップルを取り外します。
ニップルを外すと、側面にサイズが刻印されています。
必ず使用している針のサイズよりも一つ大きいサイズのニップルを使用してください。メーカーによっては、針と同じサイズのニップルを使用するように指示している場合もあります。
1サイズ大きいニップルを使用すると、トラブルが少なくなります。

ニップルレンチがなくてもサイズを合わせたレンチがあれば問題なし

ビンテージシンガーなどは既にこのニップルレンチがない付いていない場合も多いとの事です。ただニップルのサイズにあるレンチがあれば問題なく取り外しできます。ただ針の交換方法のステップにもありましたが、ニップルのネジを締めすぎないように気をつけて下さい。僕の友人でもこのニップルを締め過ぎてしまって外れなくなってしまった友人がいます。

海外のニップルについて

ebayやヤフオクなどのオークションからニップルを購入したけれど、本体に付かなかった、という話は数回聞いたことがあります。

僕も4番のニップルをミシン屋さんから譲ってもらった際にその4番だけ合わなかった(ネジが合わない)事がありました。

もしネジピッチが合わないニップルがあっても無理にねじ込まないようにしましょう。

ニップルの種類とサイズについて

ニップルは1番から12番の種類がありますが、全て使うことは稀だと思います。僕も12種類全てを見たことはありません。

実際に使うニップルの種類

実際に使うニップルは4番から7番で良いと思います。このサイズは穴の大きさによるサイズの違いです。つまり針のサイズと連動しています。

極端な例ではありますが、1番のニップルに#3の針は通りません。ただし逆は可能です。しかしニップルと針の間に隙間があり過ぎるとトラブルになるかもしれません。

ソフテーヌGやコットン、シニール糸を使ってチェーンステッチ刺繍をする場合であれば、4番から7番まであればまず刺繍可能だと思います。

ニップルは針サイズの1サイズ上を選ぶ

こちらは諸説あり、同じで良い派と1サイズ上派が存在していると思います。ちなみに僕は1サイズ上を使っています。

こちらについては針の交換方法のステップも併せて読んでみて下さい。

今後もステップごとにブログ記事を書いていきたいと思います。

この記事を書いた人

渡邉 太地(Taichi Watanabe)

Rainbow Adventure Design代表

1979年5月26日生まれ。レコード会社勤務を経て、Rainbow Adventure Designを起業。2024年刺繍製品に特化したRainbow Adventure Embroideryを設立。

プライベートでは愛犬のゴン太(パグ)を溺愛している。

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