ルース・フランクリンのビデオから学ぶ-Step3

 

針の交換方法

ステップ2ではニードルバーの取り外し方法のステップでしたね。今回はそのニードルバーの先に付いている針、ニードルの交換方法となります。重要な点は手締めだけではなく、必ずペンチでの締め込みが必須になるという点です。

ステップ3の内容

ステップ3:ニードルの取り外しと交換

Step3:Removing & Replacing The Needle.

下の動画はステップ3から始まるようになっています。今後も記事の内容と動画のスタートがリンクするようにしていきます。

※また動画は英語です。適宜字幕を出して翻訳機能を使えばそれほど難解ではないとは思います。

もしフックが曲がったり折れたりしている場合は、交換する必要があります。ロビンソン・アントンの20/2やスイス「C」のマーセライズド糸、または600デニールのレーヨン糸を使う場合、一般的には5番(#110)のニードルを使用します。ニードルのシャンク(柄)部分を見てサイズを確認してください。

ニードルを外すには、左手でニードルバーを持ち、ペンチを使ってニードルを回して取り外します。

ニードルバーは両端にねじ穴がありますが、必ず取り外したのと同じ側にニードルを取り付けてください。ほとんどのニードルバーは、サムネジを締め付けた際に少し曲がっています。ニードルバーを逆向きにすると、ニードルがニップルに擦れて糸やニードルが破損する原因になります。

ニードルをしっかりニードルバーに締め付けてください。その後、ニードルバーをミシン台の上で転がしてみましょう。転がしたときにニードルが弧を描いている場合、ニードルバーをまっすぐに直す必要があります。

普段使用している針のサイズ

僕が普段使用している針のメーカーはシュメッツ(Schmetz)です。サイズについては、3号から6号の4種類を使い分けています。

針とニップル(次のステップ以降に出てきます)は1号から12号までの種類があります。それに合わせて針板の穴もリンクしています。いくつかの資料やハンドルミシン刺繍をするユーザーの方々は1号や12号など極端に細い、太い針は使用していないようです。1号にあう糸となるとレーヨンのかなり細い糸になると思いますし、12号などは想像もつきません。

針の締め込みは手締めで始める

針のネジタップはかなり細いので締め込みの最初は必ず手締めで行いましょう。手締めで締め込みができなくなったタイミングでようやくペンチで締め込みます。締め込みは緩すぎても硬すぎてもダメで、特に締め込みすぎは厳禁です。外せなくなり、ニードルバー毎交換、なんて可能性もあります。適度なチカラの下限は慣れて覚える他ありません。

取り外し方法は最初からペンチで行いますかクイッと緩めてあとは手で緩めて針を回して外して下さい。

作品を刺繍していく過程で、糸を変える場合も出てきます。その場合はステップ2のニードルバーの取り外し、今回の針の交換が必須になります。さらに針に合わせてニップルの交換、針の太さに合わせて針板の位置調整が必要になります。

慣れるとルーティーンになりますので糸の太さ、種類に応じてセッティングを変えることが作品のクオリティを向上させる要因になると思います。

今後もステップごとにブログ記事を書いていきたいと思います。

この記事を書いた人

渡邉 太地(Taichi Watanabe)

Rainbow Adventure Design代表

1979年5月26日生まれ。レコード会社勤務を経て、Rainbow Adventure Designを起業。2024年刺繍製品に特化したRainbow Adventure Embroideryを設立。

プライベートでは愛犬のゴン太(パグ)を溺愛している。

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