自分だけのデザインをハンドルミシン刺繍で形にするには?
こんにちは。
このコラムをご覧いただいているということは、すでにハンドルミシンに興味をお持ちだったり、実際に作品づくりを始めている方かもしれません。
ハンドルミシン刺繍の魅力のひとつは、自分の頭の中にあるイメージを「刺繍」という形で表現できることです。でも、「どうやって始めたらいいの?」「絵が得意じゃないから不安…」という声もよく耳にします。
そこで今回は、初心者の方でも取り組みやすい“デザインから刺繍まで”の基本的な流れをご紹介します。
このステップを知っておけば、作品づくりのハードルがぐっと下がるはずです。
Step 1:デザインを描いてみよう
まずは「こんな刺繍にしたいな」というイメージを見える形(下絵)にしましょう。
こちらはAdobeのIllustratorで描いた下絵です。
使用ツール例:
- iPadアプリ「Procreate」
- Adobe Illustrator
- 紙とペン(スキャンして取り込むのもOK)
「絵心がない…」と感じている方もご安心を。
最初は簡単な図形や模様でOK!誰かに見せるわけではないので、自由に描いてみることが一番の練習になります。
小さな成功体験を積むことで、少しずつ「描くこと」が自然にできるようになります。慣れてきたら「模写」にも挑戦してみましょう。
Step 2:デザインを印刷しよう
下絵が完成したら、刺繍に使うために印刷します。
使用する紙の例:
- 不織布(おすすめ):柔らかく、印刷がはっきり見える
- トレーシングペーパー:同じ下絵を何枚も使いたいときに便利(転写に使えます)
プリンターがあるととても便利です。ハンドルミシン以外にも活用できるので、1台あると重宝します。
Step 3:下絵を生地にセットしよう
刺繍の準備が整ったら、下絵を生地に固定します。
使用ツール例:
- お好きな生地
- 不織布(印刷した下絵)
- メンディングテープ または まち針
生地の上に不織布を重ね、ズレないようにしっかり固定しましょう。
Step 4:いよいよ刺繍スタート!
ここからはハンドルミシンの出番です。下絵をガイドにしながら、ミシンを自由に動かして刺繍していきます。
デザインした下絵を刺繍できました。慣れてくるとこのデザインであれば2時間ほどで全ての工程を終えられます。
どうですか?ぜひあなたも自分で描いて、ハンドルミシンで刺繍してみませんか?
この刺繍の工程については、当店のハンドルミシン教室やeラーニング教材で詳しく実演・解説しています。
最初の一歩が、未来の作品につながります
「自分のデザインを刺繍にする」なんて、最初は難しそうに感じるかもしれません。
でも、基本的なステップとちょっとしたコツさえわかれば、必ずカタチにすることができます。
ハンドルミシン刺繍の魅力を、もっと多くの方に体験していただけたら嬉しいです。
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当店では工房でマンツーマンで学べる教室とeラーニングの教室の2つでハンドルミシン刺繍が学べます。
▼講座の詳細・お申し込みはこちら
🔸 実際にミシンを触って学びたい方は、対面のハンドルミシン教室へ
🔸 ご自宅でゆっくり学びたい方は、日本語、英字幕付きのeラーニング講座がおすすめです
もしこの内容が参考になったら、ぜひシェアしたりコメントをいただけると励みになります。
次回は「模写から始める刺繍デザインの描き方」についてもご紹介予定ですので、お楽しみに。
この記事を書いた人

渡邉 太地(Taichi Watanabe)
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